会議を無駄に長引かせる上司を黙らせる『パーキンソンの法則』
あるある!こんなシチュエーション
「え、この議題って15分で終わる話じゃない…?」誰もがそう思いながら、時計の針は無情にも進んでいく。資料は3枚、議題は1つ、なのに会議は2時間。
実践!こう使え!
会議が長引いた後、同僚との雑談で「時間があるだけ仕事って膨らむんですよね。パーキンソンの法則でしたっけ」とポツリ。上司の耳に入るかは、運次第。
詳しく解説!雑学のコーナー
パーキンソンの法則とは、イギリスの歴史学者シリル・ノースコート・パーキンソン(C. Northcote Parkinson)が1958年に提唱した経験則です。 彼は著書『パーキンソンの法則:進歩の追求』の中で、「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」と主張しました。この法則は、元々イギリスの官僚制度を観察して生まれたもので、パーキンソンは海軍省での勤務経験から、艦船数が減少しているにも関わらず、海軍省の職員数が毎年5〜7%増加している現象に着目しました。 この法則には興味深い派生版も存在します。「パーキンソンの凡俗法則」では、組織は些細な問題により多くの時間を費やす傾向があると指摘。例えば、原子力発電所の建設会議で、原子炉の設計には数分しか使わないのに、職員用自転車置き場の屋根の材質について何時間も議論するという皮肉な例が挙げられています。 さらに、現代のビジネスシーンでは「会議の法則」として応用され、「議題の重要性に反比例して議論時間が長くなる」という現象も観察されています。つまり、重要な決定ほど短時間で済まされ、どうでもいい議題ほど延々と議論される傾向があるのです。
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